Olga Prados

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イベリコハムキャンペーン「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」日本向けイベリコハム講習会のレポート

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(本部:スペイン、以下ASICI)は、東京都内で初の「ヨーロッパ産イベリコハム カッティングマスタークラス」を開催しました。ASICIは5日間(1月20日から25日まで)にわたり、東京でイベリコハムとカッティングの技術に関する一連のトレーニングを実施しました。これらのイベントは、日本で展開されるイベリコハムプロモーションキャンペーン『Awaken your Iberian Sense!(イベリアの感覚を呼び覚ませ!)』の一環であり、欧州連合(EU)との共同出資プロジェクトです。」 本マスタークラスは、食の総合人材サービス事業を展開する「ABC style」、および一般社団法人日本生ハム協会とのコラボレーションにより実現し、食の愛好家や初心者から業界の専門家まで幅広い参加者が集まりました。 日本におけるイベリコハムの価値と卓越性を普及・促進することを目的とし、開催においては業界の主要関係者の間で大きな反響を呼びました。 イベリコハムに特化したこの料理トレーニングプログラムでは、コースを修了すると公式認定証を取得することができ、イベリコハムの切り方や味わい方に関する知識と技術をさらに深めることができた証となります。 今回のトレーニングセッションは、最高のハムのスライス技術を学べるだけでなく、イベリコハムの歴史や独自の価値について学べる貴重な機会となりました。講義では、ASICIの副理事が登壇し、『イベリコハムの歴史、特長、生産工程、そして消費者に提供される品質保証』について理論的に詳しく説明しました。 イベリコハムはヨーロッパの気候、地理、文化が生み出す唯一無二の製品であり、長年培われた伝統、職人技、持続可能性が凝縮された産物であることが紹介されました。 イベリコハムは古くからイベリア半島の食文化の中核を担っており、地域の伝統や歴史的背景と密接に関連しています。その製造過程は単なる食材づくりではなく、ヨーロッパの文化遺産としての価値を持つと考えられています。 さらに、参加者たちは「イベリア種の特性」「デエサ(放牧地)の重要性」「市場に流通しているイベリコハムの4つのカテゴリー」について深い知識を得ました。4つのカテゴリーについては、イベリア豚の品種割合と飼育方法に基づいて分類されます。また、このユニークな製品の長く伝統的な製造過程についても学びました。 多くの参加者たちは、イベリコハムの生産が特定の規制によって管理されており、最低熟成期間が20か月と定められていることに驚いていました。しかし、実際にはイベリコハムは通常3年、4年、5年、さらには6年も熟成されており、これが卓越した品質と風味に寄与しています。  さらに、イベリコハムの生産は厳しい規制と厳格な品質管理システムのもとで行われており、欧州連合(EU)の基準に従って徹底的な検査が実施されていることを明確に伝えていました。 続いての実技では、マスターカッター(生ハムカットのプロ職人)のズリマ・エステバンが、イベリコハムの最適なスライス技術(切り方)に焦点を当てたマスタークラスを行いました。トレーニング中、参加者はカーニャ(caña)、ハレテ(jarrete)、バビージャ(babilla)、マサ(maza)、プンタ(punta)といった部位について詳しく学び、それぞれのイベリコハムを使いながら技術を磨きました。 この実践的なセッションでは、イベリコハムの部位ごとに異なる食感や風味の違いを体験できるまたとない機会となりました。 特に興味深かったのは、スライスの角度や厚みの違いがイベリコハムの食感や風味の感じ方にどのような影響を与えるかという分析でした。プロの技術を間近で観察することで、参加者は単なる試食を超えた、より技術的かつ感覚的な理解を深めることができました。 「感覚分析」のセッションもあり、これは、イベリコハムを単なる食品としてではなく、視覚、嗅覚、触覚、味覚の四感を使って楽しむ方法を学びました。 まず視覚から、参加者たちは洗練されたハムの断面を観察し、美しい霜降り模様が描き出す鮮やかな赤色を確認しました。この霜降りが、艶やかな質感とバランスの取れた味わいを生み出しています。この視覚的な美しさは食欲をそそるだけでなく、製品の質の高さを示す重要な要素です。 次に、参加者たちは嗅覚を通じて、熟成過程で生まれた豊かな香りを体験し、香ばしいトーストやナッツの香りに、ほのかな甘みが漂う風味を楽しみました。イベリコハムの香りは持続性があり、部屋全体に広がることで、ハムの熟成過程をより深く感じ取ることができます。 また、触覚を通しては、イベリア種特有の脂のなめらかさと赤身の繊維質によって生まれる、スライスされたハムの柔らかく繊細な質感を感じました。この食感が噛みやすさを助け、刺激的な風味の広がりを生み出します。 そして、味覚を通じて、参加者たちは甘味と塩味のバランスを楽しみ、その中でも旨味が際立っていることを感じました。最も印象的だったのは、口の中で広がる脂のジューシーさとなめらかさでした。イベリコハムの味わいは、一口ごとに異なるニュアンスを持ち、口の中でゆっくりと広がる深い旨味が特徴です。この四感をフル活用する体験により、参加者はイベリコハムの奥深さと、その魅力を新たな視点で理解することができました。 「ABC style」のマスタークラスでは、食のインフルエンサーや料理家、食文化に関心の高い方々など約100名が参加(1日完結型で3日間の実施)し、「イベリコハムの奥深さを知る貴重な体験だった」「これまで知らなかった歴史や製造工程に感銘を受けた」といった好意的な声が多く寄せられました。 一方、一般社団法人日本生ハム協会(JCHA)と共同で開催されたマスタークラスでは、レストラン関係者やシェフ、ソムリエを中心に約40名が参加(2日間参加の講習会を実施)し、「日本では生ハムの理解促進がまだ十分ではなく日常よりも、特別な日の食事として捉えられているが、今後の普及活動で理解と関心が高まることを期待したい」との声が寄せられました。また、「実際のカット技術を学ぶことで、提供時の品質向上に役立てたい」といった実務的なフィードバックも多く得られました。 ASICIは今後の活動を通じて、イベリコハムの文化的価値を広め、輸出の拡大と多様な文化への製品の浸透を支援することを目指しています。 また、2022年から「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」キャンペーンをスペイン、フランス、ドイツ、イギリス、メキシコ、中国などで展開しており、日本では2024年10月から本格的にスタートしました。今回のマスタークラスは日本での初開催となり、2025年以降も継続して実施予定でさらに多くの日本人にイベリコハムの魅力を届けてまいります。 ▼受講証を手にする参加者たち Participants holding their certificates of completion ▼ASICI副理事長のヘスス・ペレス Jesús Pérez, Vice Chairman…

アンバサダー3名が新作動画の撮影でスペインへ

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(本部:スペイン、以下ASICI)は、2024年12月17日から2日間、スペインのサラマンカにて、新作動画の撮影を行いました。 この動画は、日本市場におけるヨーロッパ産イベリコハムの普及と促進を目的とした、欧州連合(EU)の共同出資によるプロジェクト「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」日本キャンペーンを表現し、吉田能(CIRPASシェフ)、野原邦彦(アーティスト)、諏訪綾子(フードアーティスト)らアンバサダー3名が登場します。 イベリコハムをテーマにした本動画では、「文化」、「味覚」、「自然」、「サステナビリティ」、「時間」、「唯一無二」、「芸術」という7つのテーマを通じて、アンバサダー3名は各コンセプトを元に、イベリコハムの多面的な魅力を伝えています。撮影初日には、「文化」と「味覚」をテーマにしたシーンが撮影されました。「文化」篇の1シーンを撮影した吉田は「イベリコハムはヨーロッパの食文化の真髄」というテーマのもと、歴史あるサラマンカ大学や緑豊かな中庭、サラマンカ中心街のメインストリート、さらにはヨーロッパで最も美しい広場のひとつとされるマヨール広場を舞台に、その壮大な文化的背景を表現しました。一方、「味覚」篇の1シーンを撮影した諏訪は「イベリコハムは信じがたい味と香りの広がり」をテーマに、地元の市場や生ハム専門店、そしてシェフが料理を提供するキッチンスタジオで、イベリコハムの豊かな味わいを視覚的にも伝える動画が撮影されました。翌日は、ヨーロッパ最古の持続可能な生態系とされるデヘサ(牧草地)で、「自然」と「サステナビリティ」に焦点を当てた撮影が行われました。吉田は「世界で一つしかないものが生まれる場所を発見することは感動的だ」という「自然」篇の1シーンを撮影し、デヘサの広大な自然環境や自由に走り回るイベリコ豚との触れ合いを通じて、その特別な存在感を描きました。同じくデヘサを舞台にした「サステナビリティ」篇では、野原が「製品の成功には地球とのつながりが欠かせない」という1シーンを体現し、自然と共生する姿勢を強調しました。デヘサの後は最後の撮影となった、生ハムの乾燥室に移動しました。「唯一無二」、「時間」、「芸術」というテーマが撮影されました。「唯一無二」篇では、諏訪が「唯一のものとは、独自の“言語”を持ち識別される」という1シーンを撮影し、生ハムが持つ個性と唯一性を際立たせました。「時間」篇では、吉田が「熟成時間は普通の生ハムと最高級の生ハムの違いを明確にする」という1シーンを撮影し、生ハムの乾燥室で熟成過程に焦点を当てた撮影が行われました。そして、「芸術」篇では、野原が「生ハムのカッティングは技術であり、情熱」という1シーンを撮影し、職人技が光るカッティングシーンを美しく映し出しました。3名のアンバサダーたちにとって、最も苦労したのが日頃の慣れないセリフの表現に加えて、言葉の壁だったようです。各テーマに沿って、各シーンのセリフがスペイン語で用意されていましたが、各場面で適切な日本語の言い回しを熟考し通訳を介しながら、的確な日本語でセリフを表現しました。また、撮影に携わったスペイン人監督のルイス・レブラートは、今回のプロジェクトについて「ヨーロッパと日本、そしてイベリコハムという特別な文化をつなぐ架け橋を作ることができたと感じています。イベリコハムの奥深い歴史や伝統、そしてその味わいが持つ魅力を、映像を通じて最大限に表現することを目指しました。この作品が日本の視聴者にとって、イベリコハムの新たな魅力を発見するきっかけになることを願っています。」とコメントしました。さらに、スペイン人のプロデューサーは「イベリコハムが持つ多面的な魅力を、まるでアートのように映像に閉じ込めた挑戦でした。アンバサダーの方々がそれぞれの分野で持つ特別な視点を通して、イベリコハムの真髄を伝えることができたと思います。日本市場において、この作品がイベリコハムの知名度向上とその価値の再発見につながることを心から期待しています。」と願いを込めたメッセージを発信しました。 ASICIは、2022年からグローバルキャンペーンである「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」をスペイン、フランス、イギリス、メキシコ、中国など各国で展開しており、日本では、2024年10月から初めてキャンペーンが開始しています。3名のアンバサダーはイベリコハムのコミュニケーションで重視する「フード×アートの分野」で活躍するアンバサダーとして起用されました。今回は、日本キャンペーン用の初めての動画撮影となりました。本プレスリリースの内容は撮影時点での情報を基にしており、動画は公開時に正式に発表される予定です。今後の展開にどうぞご期待ください。 ▼デヘサ(牧草地とイベリコ豚) Dehesa (Pastureland and Ibérico Pigs) ▼生ハムの乾燥室 Ibérico Ham Drying Room 制作スタッフ: 【全体プロデュース】Tactics Europe(スペイン・マドリード)【企画制作】GOODCo. (スペイン・バルセロナ)【キャスティング】Asoviva LLC, (東京) イベリコ・センスを呼び覚ませ! 公式サイト(日本語) イベリコ豚インタープロフェッショナル協会 公式サイト(スペイン語) ■イベリコ豚インタープロフェッショナル協会について Asociación Interprofesional del Cerdo Ibérico (ASICI, スペイン語名, 本部:スペイン・サフラ)は、イベリコハム業界のさまざまな事業者(農家および生産者)を代表する組織で構成される非営利団体であり、スペイン産イベリコハムの認知度を高め、その生産と販売を支援することを目的としています。 <本件に関するお問い合わせ先> イベリコ豚インタープロフェッショナル協会 PR事務局(アソビバ合同会社内)担当:前田(090-6512-7473)山中(03-4572-0690)E-mail:ibericojpn@asovivapr.com

イベリコハムキャンペーン「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」が日本初上陸

イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(本部:スペイン)は、2024年10月22日に日本市場におけるスペイン産イベリコハムの普及と促進を目的とした、欧州連合(EU)の共同出資によるプロジェクト「イベリコ感覚を呼び覚ませ、日本」キャンペーン オープニングセレモニーを「ヒルズカフェ/スペース(東京・六本木ヒルズ)」にて開催しました。このプロジェクトの一環として、イベリコハムの試食会、スライス技術の講習会、ソーシャルネットワークを活用した重要なデジタル戦略、東京の主要エリアでの屋外広告など、さまざまなプロモーション活動が実施される予定です。  まず、協会のラウル会長が、日本市場向けのキャンペーンのスローガン「スペイン産イベリコハムでヨーロッパの情熱を発見しよう!イベリコ感覚を目覚めさせよう!』を発表し、「これはイベリコハムを世界に知らしめるためのプロモーションです。日本のような戦略的市場でイベリコハムを位置づけ、製品の差別化を図り、国際市場におけるイベリコセクターの企業の競争力を高めることを目的としたプロモーション、情報、研修プロジェクトです。日本は優先国であり、EU域外への生ハム輸出先として4番目に重要な国です。日本市場はEU圏外では4番目の規模を誇り、2023年には約2000万ユーロに達し、昨年度は9.21%の成長率を記録しました。過去5年間で、日本市場は168%という著しい成長を遂げています。」と述べました。 次に、副社長のヘススが、国際市場におけるイベリコハムの認知度について来場者へ次のうように説明しました。「イベリコハムは単なる食品ではなく、文化であり、伝統であり、職人技でもあります。イベリコハムは、その土地、つまり生産される風景に根ざした製品であり、イベリコハムを中心としたライフスタイルを築くために、何世代にもわたって受け継がれてきた生産システムです。さらに、自然資源の持続可能な利用におけるハモン・イベリコの役割を知ることは、この食品がなぜこれほど特別で高級な食品であるかを理解する上で重要です。この製品とその背景にあるストーリーを知ることで、人々はハモン・イベリコを愛するようになると思います。私は、人々にハモン・イベリコのコンセプトと、ヨーロッパの美食におけるその重要性をぜひ知っていただきたいと思っています。  今回は、言葉では表現できないようなことを体験してほしいと思っています。例えば、イベリコハムは3年から5年かけて作るもので、その生産は細部に至るまで入念に行われています。新しい日本のアンバサダーたちには、こうした背景も伝えてほしいと思っています。 本日の試食会では、香り、味など一生忘れることのできないものを感じて欲しいです。生産までの間には、農家の情熱や愛が込められています。私たちは、地方の農家や畜産に関わる人々の生活の向上を願っています。」 最後に、ピラール担当マネージャーが紹介されました。「日本の方々がスペインやヨーロッパの美食を思い浮かべたとき、真っ先に思い浮かぶもののひとつがイベリコハムではないでしょうか。イベリコハムは単なる食品ではなく、その土地や生活、こだわりや情熱を映し出すものです。私たちは、私たちの個性や国の財産を世界に発信し、イベリコハムを心から楽しみ、感じ、体験し、味わっていただきたいと思っています。「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」は、第六感である「イベリコのセンス」を創り出すことから始まったプロジェクトです。これは、見る、聞く、触る、嗅ぐ、味わう以上の感覚です。感じ、生き、分かち合うことです。イベリコハムを食べることで得られる感覚によって、より理解が深まるでしょう。」と述べました。 その後、プロモーションビデオが上映され、アンバサダーの就任式が行われました。ラウル会長は、SNSで200万人以上のフォロワーを持つ料理家の吉田能(よしだたかし)、アーティストの野原邦彦(のはらくにひこ)、フードアーティストの諏訪綾子(すわあやこ)をイベリコハムのガストロノミー・アンバサダーに任命しました。 次のトークでは、各アンバサダーが今後挑戦してみたいことについて語りました。吉田は「私のレストランでは、時々イベリコハムを使用しています。どんな料理にも合うと思いますし、日本のガストロノミー文化とも相性が良いと思います。イベリコハムの製造過程についてはまだ学んでいないので、これを知る良い機会になると考えています。SNSやレストランでその魅力を広める良い機会になると思いますので、これから精一杯頑張りたいと思います。新しい作品を作り出すのが楽しみです。」と語りました。 諏訪は「私は普段、森の中で生活しており、イベリコハムのような特別な製品に親しみを感じます。世代から世代へと受け継がれてきた職人技の食品です。私は五感を研ぎ澄ませて生活しているので、イベリア感覚のコンセプトに共感し、非常にワクワクしています。」と話しました。  そして、アンバサダー3名は、アンバサダーとして初仕事となる、イベリコハムの試食をしました。吉田は「口に入れて噛みながら、鼻で息を吸うと、ナッツの感覚や、樹木や草木の香りがあります。芯の強い、甘みと強みでインパクトがありながらも、複雑さもあって、旨味が強い。一口、一口を噛みしめるものだと思いました。深い赤みと味わいがあり、一般の消費者がどうすればスーパー(マーケット)でイベリコハムを手に取ってくれるのか?を考え抜いた動画制作をしたいと考えています。  野原は「「この特別な製品を味わうのは初めてです。鮮やかな赤色が印象的で、ナッツやトーストしたパンの香りが空間全体に広がります。」と感想を述べました。諏訪は「味や魅力についてはそれぞれの視点があると思いますが、今日協会の代表が話していたように、まるで口の中で爆発が起きるようで、飲み込みたくないほどです。その爆発的な美味しさを長く楽しめます。イベリコハムの風味が甘さと塩味、そして旨味に到達するには脂肪が必要だと聞きました。イベリコハムのスライスを口に入れると、脂が溶けて心地よい感覚が口の中に残ります。これがイベリコハムの本質だと感じました。12月には(このプロジェクトで)スペインに行く予定ですので、風景や人々、環境、そしてイベリコハムの自然に触れ、さらに深い味わいを体験するのが楽しみです。」と述べました。 また、ヘスス副所長がステージ上で切り分けられたイベリコハムについて説明するシーンもありました。「デエサに生息し、どんぐりを食べて育つイベリコ豚は、1日10km走り、8〜9kgのどんぐりを食べます。イベリコハムはその赤い色と、他の生ハムにはない『白い繊維状の脂肪』が特徴です。イベリコハムが口の中で広がるような味わいを持つ理由は、この脂肪にあります。この脂肪と独特の香りは非常に重要な要素であり、特別な環境で育まれています。イベリコハムは完全に自然の環境で作られており、保存のための塩以外の添加物は一切使用しないので、私たちの生活を豊かにしてくれます。」 最後にラウル会長は「アンバサダーの皆さんは、今日イベリコハムを食べて、そのセンスを感じることができたと思います。イベリコを楽しんでください、そして、これからに期待したいです。」と話をまとめました。 出席をしたプレスとの質疑応答では、吉田は「イベリコハムは素材そのものがおいしいため、和食の感性を取り入れることが必要だと思う。食べた時に木の香りがします。原木で育った舞茸やしいたけと組み合わせるのも良いのではないかと思った。」と答えました。 さらにヘスス副所長は今後の日本市場への目標について「日本での認知度を高めたい、消費者や企業、団体が結びついていくことを目指したい。」と答えました。グローバル戦略や成長性については「近隣諸国のフランス、イタリア、ポルトガルには関心が高いし、アメリカ、中国、そして日本のような大きな市場で拡大を狙いたい。近年のレストランにおけるイベリコハムの利用頻度は高まっていて、消費者が増えています。「日本は欧州連合外における4番目に重要な市場であり、2023年には約2,000万ユーロに達し、前年比9.21%の成長を遂げました。過去5年間で、日本市場は168%という著しい成長を見せています。」 最後に、ラウル会長とJCHA一般社団法人日本生ハム協会 渡邉直人代表理事氏の間で調印式が行われました。これは、プロフェッショナルな受講者向けにイベリコハムのトレーニングとカッティング技術の普及を促進するための両協会間の戦略的合意を表すものです。協会の会長であるラウル・ガルシアは「日本市場でイベリコハムの認知度を高めるために尽力している協会と、この署名式を開催できたことを嬉しく思います。地元の組織との協力を得られることに大変喜びを感じています」と述べました。 オープニングセレモニーは、イベント参加のメディアを対象としたイベリコ製品の試食会で幕を閉じました。 「イベリコ感覚を呼び覚ませ、日本」キャンペーン オープニングセレモニー(アンバサダー就任式&試食会) 主 催: イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(スペイン・サフラ) 日 時: 2024年10月22日(火) セレモニー12:00~13:00(受付:11:30~)試食会:13:00~14:00 会 場: ヒルズカフェ/スペース(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F) スペイン産イベリコハム・世界のヨーロッパアンバサダー  公式サイト(英語・スペイン語) イベリコ豚インタープロフェッショナル協会 公式サイト(スペイン語)  Official website of the Iberian Pig Interprofessional Association (Spanish) ■イベリコ豚インタープロフェッショナル協会について Asociación Interprofesional…